一般社団法人日本養豚開業獣医師協会(JASV)
代表理事 大井 宗孝
拝啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
日頃より当協会の事業にご理解、ご協力を賜りありがとうございます。
このたび、第1回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰において、JASVの「養豚における抗菌剤の適正使用および低減に向けた取り組み」が優良事例として農林水産大臣賞を受賞いたしましたので、ご報告いたします。
「AMR対策普及啓発活動表彰」は、AMR対策の普及啓発活動を広く募集し、優良事例を表彰することで、対策に係る自発的な活動を喚起奨励することなどにより、対策の全国的な広がりを促進することを目的としたものです。
本年2月1〜28日までに合計74件の応募があり、これらの中から、「薬剤耐性対策推進国民啓発会議議長賞」、「厚生労働大臣賞」、「文部科学大臣賞」、「農林水産大臣賞」および「「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞」の5つの賞について、表彰対象が選ばれました。
JASVはこれまで指示書の解析による抗菌剤使用量の把握、またこれに基づく各クリニックでの日頃のコンサルティングをはじめ、薬剤の慎重使用に向けたセミナーでの情報提供、会員同士の知見の共有や意見交換、行政との意見交換会、薬剤慎重使用についての公的な会議への委員派遣などの活動を実施してきました。今回の受賞は、これらを通じて健康な豚および豚肉の生産に寄与するために、養豚開業獣医師として真摯に取り組んできた13年間が高く評価されたものと自負しております。同時に、JASVに関わる多くの皆様のご指導、ご協力の賜と厚く感謝申し上げます。
抗菌剤の慎重使用については、日本のみならず国際的に高い関心事となっており、今後さらに我々のような獣医師の役割が大きくなってくるものと思います。今後もますますのご指導、ご協力をお願いできますと幸甚です。
敬具
【6月27日に行われた表彰式の様子】